タイヤの豆知識

2012.10.21

空気圧の管理とローテーションの実施をしましょう

左の写真のタイヤをご覧下さい。

 

一般的に見られるトラックの前輪タイヤの偏摩耗です。この写真タイヤは右から左への方向で回っていたタイヤです。原因は車体による誤差もあるのですが、一方向だけの仕事をしていた為です。つまり一方向だけの仕事とは、駆動せず回転してとまる。ブレーキにより止まる と言う事と方向を変えるだけ仕事をしていると言う事です。

 

タイヤはエンジンからの力を地面に伝える作業と逆にブレーキにより車体を 止める作業の両方をして、綺麗に摩耗していきます。この様な偏摩耗を防ぐ方法は、ローテーション(位置交換)と空気圧の適正管理 しかありません。

 

この現象はトラックタイヤだけでなく、乗用車タイヤでも同様に発生します。ところが、乗用車ではパターンが細かく気がつきにくい。また最近はFF車が多い ので、前輪が駆動する仕事と止まる仕事の両方をしている為、発生しないのです。しかし、FF車の後輪・FR車の前輪ではトラックタイヤの前輪と同様な事が、実際 にはよく見ると起きているのです。

 

空気圧の管理とローテーションの実施をしましょう。